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転職の履歴書の趣味・特技欄は、合否を直接左右する欄ではありませんが、人柄や社風との相性を伝え、面接の会話のきっかけになる欄です。「特になし」や空欄は避け、趣味・特技の名前に一言の補足を添えて、100字以内で簡潔に書くのが基本です。この記事では、採用担当者が見ている点、選び方の3ステップ、職種別のおすすめ、例文12、書かないほうがよいもの、思いつかないときの見つけ方を解説します。
「履歴書の趣味・特技欄、何を書けばいいかわからない」「特別な趣味がないから『特になし』でいい?」「転職の履歴書でも趣味は見られるの?」——履歴書を書き進めて、趣味・特技欄で手が止まる方は多いものです。志望動機や職歴ほど重要ではないとわかっていても、空欄にしてよいのか迷います。
結論からいうと、転職の履歴書の趣味・特技欄は、合否を直接左右する欄ではありませんが、人柄や社風との相性を伝え、面接の会話のきっかけになる欄です。「特になし」や空欄は記入漏れや意欲不足と受け取られることがあるため避け、趣味・特技の名前に一言の補足を添えて、100字以内で簡潔に書くのが基本です。
この記事では、採用担当者が趣味・特技欄で見ている点、趣味と特技の違い、選び方の3ステップ、営業・事務・接客・ITなど職種別のおすすめを順に解説します。あわせて、趣味6つ・特技6つの例文、書かないほうがよいもの、思いつかないときの見つけ方、面接で深掘りされたときの答え方も紹介します。
趣味・特技欄だけで合否が決まることは、まずありません。中途採用の判断材料は、経験・スキル・志望動機・人柄です。ただし、採用担当者はこの欄から次の3つを読み取っています。
| 見ていること | 具体例 | 書き方への影響 |
|---|---|---|
| ①人柄・志向性 | どんなことに時間を使い、何を大切にしている人か | 長く続けていること、打ち込んでいることを選ぶと、人柄が伝わる |
| ②業務や社風との接点 | 応募職種に活きる要素があるか。チームの雰囲気に合うか | 応募職種と関連する趣味・特技を優先する |
| ③面接の会話のきっかけ | 緊張をほぐすアイスブレイクの材料。深掘りして話が広がるか | 面接で1〜2分話せる内容にする。嘘や誇張は書かない |
つまり、趣味・特技欄は「自分を売り込む欄」ではなく、「人柄が伝わり、面接で話が広がる材料を置く欄」です。気負わず、事実を簡潔に書くことが大切です。
厳密な区別はありませんが、一般的には趣味は「好きで続けていること」、特技は「人より少し得意なこと・努力して身につけたこと」と考えると書きやすくなります。たとえば「ランニング」は趣味、「フルマラソン完走」や「タイピング(1分間◯文字)」は特技として書けます。欄が一つしかない場合は、どちらかで構いません。
何を書くか迷ったら、次の3ステップで選んでください。
| 応募職種 | おすすめの趣味・特技の方向性 | 例 |
|---|---|---|
| 営業 | 人と関わる、継続する、目標を追う | チームスポーツ、ランニング(大会出場)、料理(人に振る舞う)、人の名前を覚える |
| 事務・アシスタント | 正確さ、計画性、PCスキル、整理整頓 | 家計簿・手帳の管理、整理収納、タイピング、Excelでの記録づけ、読書 |
| 接客・販売 | 人との会話、流行への関心、気配り | カフェ巡り、ファッション、写真、料理、旅行(計画を立てる) |
| IT・エンジニア | 集中力、論理的思考、学び続ける姿勢 | プログラミング(個人開発)、パズル・ボードゲーム、資格の勉強、ガジェットの情報収集 |
| 企画・マーケティング | 情報収集、分析、発信 | SNSでの発信、動画・写真の編集、読書(ビジネス書)、トレンドの調査 |
| 共通 | 人柄が伝わる、長く続けている | 音楽鑑賞、映画鑑賞、散歩、筋トレ、キャンプ、語学学習 |
職種と直接関係のない趣味でも問題はありません。関係がない場合は「人柄」が伝わるように、関係がある場合は「業務への接点」を一言添えると、どちらも効果的に使えます。
書き方の基本は、「趣味・特技の名前+一言の補足」を箇条書きで、全体100字以内です。補足には、続けている期間・頻度・得たこと・業務との接点のいずれかを入れます。
趣味・特技欄は履歴書の一部にすぎません。志望動機や職歴欄を含めた履歴書全体の書き方は、転職の履歴書の書き方で、本人希望欄の扱いは履歴書の本人希望欄の書き方で解説しています。
趣味6つ、特技6つの例文を紹介します。カッコ内の補足を、自分の実態に合わせて書き換えてください。
| 趣味 | 例文 | 伝わること |
|---|---|---|
| ランニング | ランニング(週3回、5年間継続。年に1回ハーフマラソンに出場し、目標を決めて取り組むことが好きです) | 継続力、目標意識 |
| 料理 | 料理(週末に友人を招いて振る舞うことが多く、相手の好みを聞いて献立を考える時間が楽しみです) | 気配り、計画性、人との関わり |
| 読書 | 読書(ビジネス書と小説を月に3〜4冊。読んだ内容を要約してメモに残す習慣があります) | 学ぶ姿勢、要約力 |
| 旅行 | 旅行(年に2〜3回、国内の地方都市へ。移動・宿・予算を自分で計画し、地域の文化を調べることが好きです) | 計画性、好奇心 |
| キャンプ | キャンプ(月1回、友人と。準備から片付けまで役割を分担して進める過程が楽しみです) | 協調性、段取り力 |
| 映画鑑賞 | 映画鑑賞(月に5本程度。鑑賞後に感想を記録しており、物語の構成を考えることが好きです) | 観察力、継続性 |
| 特技 | 例文 | 伝わること |
|---|---|---|
| タイピング | タイピング(1分間に日本語◯文字。前職のデータ入力業務で正確さと速さを評価されました) | PCスキル、正確さ |
| 人の名前と顔を覚えること | 人の名前と顔を覚えること(前職の接客で、2回目の来店時にお名前でお声がけできることを心がけていました) | 対人感度、顧客対応 |
| 整理整頓 | 整理整頓(書類やデータを分類して管理することが得意で、前職では共有フォルダの整理を任されました) | 正確さ、業務改善 |
| 英会話 | 英会話(日常会話レベル。オンライン英会話を週2回、2年間継続しています) | 語学力、継続力 |
| Excelでの集計 | Excelでの集計(関数とピボットテーブルを使った集計が得意で、前職で月次報告の自動化を担当しました) | PCスキル、業務改善 |
| 初対面の人と話すこと | 初対面の人と話すこと(前職の販売で日々新しいお客様と接し、相手に合わせた話し方を身につけました) | コミュニケーション |
特技は「人より少し得意」で十分です。資格や大会の成績がなくても、前職で評価された場面や、続けてきた期間を添えれば、根拠として伝わります。
内容によっては、マイナスの印象を与えたり、面接官が反応しにくかったりするものがあります。次のものは避けるか、書き方を工夫してください。
| 避けたいもの | 理由 | 書く場合の工夫 |
|---|---|---|
| ギャンブル(パチンコ・競馬など) | 金銭管理や計画性への不安を持たれやすい | 原則書かない |
| 政治・宗教に関わる活動 | 価値観の対立を招きやすく、ビジネスの場に不向き | 書かない |
| 飲酒・夜更かしなど生活習慣に関わるもの | 体調管理や勤務態度への不安につながる | 「人との交流」など得ているものを軸に言い換えるか、別の趣味に |
| 勤務条件と合わないもの | 土日出勤の会社に「毎週土曜はサークル活動」など、勤務への懸念になる | 頻度の記載を控えるか、別の趣味に |
| 「特になし」・空欄 | 記入漏れ、意欲不足と受け取られる | 日常的に続けていることを1つ見つけて書く |
| 抽象的すぎるもの(「音楽」「スポーツ」のみ) | 人柄が伝わらず、会話が広がらない | ジャンル・頻度・楽しさを一言添える |
| NG例 | 直し方 |
|---|---|
| 趣味:音楽 | 趣味:音楽鑑賞(邦楽ロックを中心に、月に1〜2回ライブに行きます。気分転換と体力づくりになっています) |
| 特技:コミュニケーション能力 | 特技:初対面の人と話すこと(前職の接客で日々新しいお客様と接し、相手に合わせた話し方を身につけました) |
| 趣味:特になし | 趣味:散歩(毎朝30分。季節の変化に気づくのが楽しみで、3年間続けています) |
| 趣味:ゲーム | 趣味:ゲーム(戦略系のボードゲームが好きで、月1回友人と集まります。先を読んで計画を立てることが得意です) |
趣味・特技欄だけで書類選考に落ちることはまずありませんが、履歴書全体の印象は積み重ねで決まります。書類で落ちる原因の全体像は書類選考で落ちる理由と対策で確認してください。
「特別な趣味がない」と感じる方は、次の質問に答えてみてください。日常の中に、書けることはきっと見つかります。
面接では、趣味・特技欄をきっかけに「いつから始めたのですか」「どんなところが楽しいですか」と聞かれることがあります。これはアイスブレイクであることが多く、1〜2分で、楽しそうに、簡潔に話せば十分です。
趣味・特技は、面接の序盤の雰囲気を左右することがあります。面接全体の流れと定番の質問は、転職面接でよく聞かれる質問一覧で確認してください。
A. 欄がなければ書く必要はありません。厚生労働省が公表している履歴書様式例によると、様式には趣味・特技欄がなく、市販の履歴書や企業指定のフォーマットによって有無が異なります。欄がある場合だけ、この記事の書き方で記入してください。
A. 2〜3個であれば問題ありません。それ以上は欄に収まらず、一つひとつが薄くなるため、面接で話したいものに絞ってください。「仕事より趣味」と見られる心配は、補足で継続力や得たことに触れれば和らぎます。
A. 構いません。趣味欄の主な役割は人柄を伝えることなので、仕事との関連は必須ではありません。無理にこじつけるより、楽しんでいることを素直に書いたほうが、面接でも自然に話せます。
A. 資格は免許・資格欄に書くのが基本です。特技欄には、資格の有無にかかわらず「得意なこと」を書きます。資格を取得した分野を特技として書く場合は、「英会話(TOEIC◯点、日常会話レベル)」のように、実際にできることを中心に書いてください。
株式会社おもろいでは、20代・未経験からの転職相談に対して、履歴書・職務経歴書の添削から、趣味・特技欄を含めた書類全体の整え方、面接での話し方までを一緒に進めています。「履歴書の細かい欄で迷っている」という段階でも、気軽にご相談ください。
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