転職ノウハウ / 公開 2026.10.27 / 更新 2026.10.28 / 約14分で読めます
転職の内定承諾メールの書き方|例文6選・返信のマナー・承諾前の確認事項
転職の内定承諾メールは、内定通知を受け取ってから24時間以内を目安に、元のメールに返信する形で「お礼→承諾の意思→今後の手続きの確認→署名」の順に簡潔に書くのが基本です。ただし、返信の前に労働条件通知書で給与・勤務地・入社日などを確認し、疑問があれば承諾より先に質問してください。この記事では、承諾前のチェックリスト、基本構成とマナー、状況別の例文6つ、NG例、承諾後にやることを解説します。
「内定のメールが届いたけれど、どう返信すればいい?」「承諾しますとだけ書いて失礼にならない?」「条件を確認したいけれど、先に承諾しないとまずい?」——内定通知を受け取ったあと、返信の書き方で迷う方は多いものです。嬉しさの反面、初めてのやりとりで失敗したくない気持ちもあるはずです。
結論からいうと、内定承諾メールは、内定通知を受け取ってから24時間以内を目安に、元のメールに返信する形で「お礼→承諾の意思→今後の手続きの確認→署名」の順に簡潔に書くのが基本です。ただし、返信の前に労働条件通知書で給与・勤務地・入社日などを確認し、疑問があれば承諾より先に質問することが大切です。承諾は「入社の約束」なので、確認してから返すのが正しい順序です。
この記事では、承諾する前のチェックリスト、内定承諾メールの基本構成とマナー、状況別の例文6つ、NG例と直し方、転職エージェント経由の場合の流れ、承諾後にやること、保留したいときの対応を順に解説します。
内定承諾メールを送る前に|確認する5項目のチェックリスト
内定承諾は、入社することを企業に約束する連絡です。承諾後の辞退は企業に大きな迷惑をかけ、信頼を損ねるため、承諾の前に条件と状況を確認しておく必要があります。
| 確認項目 | 確認すること | 確認方法 |
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| ①労働条件 | 給与(基本給・固定残業代・賞与)、勤務地、勤務時間、休日、業務内容、雇用形態、試用期間 | 労働条件通知書(または内定通知書・オファーレター)。面接で聞いた内容と相違がないか |
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| ②入社日 | 現職の退職手続きと引き継ぎを踏まえて、提示された入社日に間に合うか | 就業規則の退職申し出期限、引き継ぎ期間から逆算 |
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| ③返信期限 | 内定通知に記載された回答期限 | 期限内に返せない場合は、先に受領の連絡と相談を |
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| ④他社の選考状況 | 選考中の企業があり、結果を待ちたいか | 待ちたい場合は保留の相談(後述)。承諾後に他社へ乗り換えない |
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| ⑤転職の軸との一致 | 転職で実現したいことが、この会社でできるか | 転職理由と照らし合わせる。条件だけで決めていないか |
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内定承諾の期限が他社の選考と重なる場合の延長の頼み方は、転職の内定承諾期限は延ばせる?で解説しています。複数の内定で迷っている場合は、転職で複数内定が出たときの決め方もあわせてご覧ください。
転職の内定承諾メールの書き方|基本構成とマナー
内定承諾メールは、次の要素をこの順で書きます。本文は長くする必要はなく、お礼・承諾・確認・結びで200〜300字程度が目安です。
| 要素 | 書くこと | ポイント |
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| 件名 | 元のメールに返信し、件名は変えずに「Re:」のまま | 新規で送る場合は「内定承諾のご連絡(氏名)」 |
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| 宛名 | 会社名(正式名称)、部署名、担当者名+様 | 担当者が不明なら「採用ご担当者様」 |
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| 挨拶・名乗り | 「お世話になっております。◯月◯日に面接をしていただきました◯◯です」 | いつ・誰かがわかるように |
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| お礼 | 内定への感謝と、選考への感謝 | 1〜2文で簡潔に |
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| 承諾の意思 | 「内定を謹んでお受けいたします」 | 曖昧にせず、はっきりと |
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| 確認・質問 | 今後の手続き、必要書類、入社日の確認。質問があれば簡潔に | 質問は箇条書きで1〜3点まで |
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| 結び | 「入社後は一日も早く貢献できるよう努めます。引き続きよろしくお願いいたします」 | 意気込みは一言で十分 |
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| 署名 | 氏名、電話番号、メールアドレス | 住所は必須ではない |
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返信のマナー5つ
- 24時間以内に返信する:その場で承諾を決められない場合も、まず「受け取りました。◯日までにご返事します」と受領の連絡を入れる
- 企業の営業時間内に送る:夜間や休日に届いた場合は、翌営業日の朝に返信する。送信予約を使ってもよい
- 元のメールに「Re:」で返信し、本文の引用も残す:担当者がやりとりを追いやすい。CCに他の担当者がいれば全員に返信する
- 私用のメールアドレスから送る:現職の会社のアドレスは使わない
- 誤字脱字と会社名・担当者名の表記を確認する:入社前の最初の正式なやりとりなので、丁寧さが印象に残る
状況別|内定承諾メールの例文6つ
状況別に6つの例文を紹介します。固有名詞や日付を置き換えて使ってください。いずれも、件名は元のメールへの返信(Re:)を想定しています。
例文1:基本の承諾メール(確認事項がない場合)
例文2:確認したいことがある場合
確認事項がある場合は、承諾の言葉より先に質問を送り、回答を得てから改めて承諾するのが正しい順序です。「承諾します。ただし…」と条件をつけた承諾は、相手にも自分にも曖昧さが残ります。
例文3:内定承諾書を添付して送る場合
例文4:入社日を相談したい場合
例文5:労働条件通知書の送付を依頼する場合
例文6:保留のあとに承諾する場合
内定承諾メールのNG例と直し方
| NG例 | 何が問題か | 直し方 |
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| 「内定ありがとうございます。よろしくお願いします。」のみ | 承諾の意思が明確でなく、手続きが進まない | 「内定を謹んでお受けいたします」と明記し、今後の手続きを確認する |
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| 「承諾しますが、給与はもう少し上がりませんか」 | 承諾と交渉を同時に行い、どちらも曖昧になる | 条件の確認・相談は承諾の前に別途行う。承諾後の交渉は原則しない |
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| 件名を「ありがとうございました」に変えて新規送信 | やりとりが追えず、担当者が見落とす | 元のメールに「Re:」で返信する |
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| 夜中の2時に送信 | 生活リズムや配慮を疑われることがある | 翌営業日の朝に送るか、送信予約を使う |
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| 数日放置してから返信 | 入社意欲が低いと受け取られる | 24時間以内に返信。決められない場合も受領の連絡を |
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| 承諾メールに長文の抱負を書く | 読む負担が大きい。意気込みは一言で十分 | 200〜300字程度に収める |
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| 現職のメールアドレスから送る | 情報管理への意識を疑われる | 私用のアドレスから送る |
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転職エージェント経由で内定を受けた場合
転職エージェント経由で応募している場合、内定の連絡と承諾のやりとりは、担当者を通して行うのが基本です。企業から直接メールが届いた場合も、承諾の意思は担当者に伝え、企業への返信方法を確認してください。
- 条件の確認・交渉は担当者に任せる:年収や入社日の相談は、担当者が企業と調整してくれる。自分で企業に直接交渉するより、まとまりやすい
- 承諾の意思は担当者にメールか電話で伝える:「◯◯社の内定を承諾します。企業様への連絡をお願いします」と明確に
- 企業から直接返信を求められた場合:担当者に確認したうえで、例文1の形で返信する
- 他社の選考を続けるかどうかも共有する:担当者が他の企業との調整を行うため、状況は正直に伝える
エージェントとのやりとり全般は、転職エージェントの使い方で解説しています。
内定承諾後にやること5ステップ
- ①企業からの返信と、今後の手続きの案内を確認する:必要書類(内定承諾書、身元保証書、年金手帳など)と提出期限を把握する
- ②辞退する企業に連絡する:承諾した当日か翌日までに、丁寧に辞退を伝える。選考中の企業にも辞退の連絡を
- ③現職に退職の意思を伝える:直属の上司に口頭で。就業規則の申し出期限(1か月前が多い)を守り、引き継ぎ計画を用意する
- ④入社日と退職日を確定させる:退職日の翌日〜1週間後に入社日を設定すると、有給消化や準備に余裕ができる
- ⑤入社前の準備:健康診断、必要書類の準備、業務に関する事前学習、転居がある場合は住まいの手配
退職の切り出し方と、引き止められたときの対応は、退職の切り出し方で例文つきで解説しています。
内定を保留したい場合の対応
他社の選考結果を待ちたい、条件を検討する時間がほしい、という場合は、承諾を急がず保留を相談できます。ポイントは次の3つです。
- まず内定へのお礼を伝える:保留の相談は、感謝のあとに
- 理由を正直に、期日を明示する:「他社の選考結果が◯日に出るため、◯日までお待ちいただけますでしょうか」。理由を隠すと信頼を損ねる
- 入社意欲があることを添える:「貴社が第一志望であることに変わりはありません」など。保留期間は数日〜1週間程度が目安
内定承諾メールに関するよくある質問
Q. 内定通知に「返信不要」と書かれていました。返信しなくていいですか?
A. 短い返信を入れるのが無難です。「返信不要」は企業側の配慮であることが多く、承諾の意思は別途確認されます。「内定のご連絡ありがとうございます。謹んでお受けいたします」と一言返しておくと、意思が伝わり安心です。
Q. 承諾メールを送ったのに、企業から返信がありません。
A. 2〜3営業日待っても返信がない場合は、電話でメールが届いているかを確認してください。迷惑メールに振り分けられていたり、担当者が不在だったりすることがあります。催促ではなく「確認」の姿勢で連絡すれば問題ありません。
Q. 電話で承諾を伝えたあとも、メールは必要ですか?
A. 送っておくことをおすすめします。電話で伝えた内容をメールで記録に残すと、入社日や条件の認識のずれを防げます。「先ほどお電話でお伝えしたとおり、内定を謹んでお受けいたします」と一言添えれば十分です。
Q. 承諾したあとに辞退することはできますか?
A. 法律上は、入社前であれば辞退は可能とされていますが、企業は採用計画を進めているため、大きな迷惑をかけます。承諾は「決定」と考え、迷いがあるうちは承諾せず、保留の相談をしてください。やむを得ず辞退する場合は、決めた時点で速やかに電話で伝えます。
まとめ|内定承諾メールは「確認してから、24時間以内に、はっきりと」
- 承諾の前に、労働条件・入社日・返信期限・他社の状況・転職の軸を確認する。条件通知書が届いていなければ依頼する
- メールは元のメールに「Re:」で返信し、お礼→承諾の意思→手続きの確認→署名の順で200〜300字程度に
- 24時間以内、営業時間内、私用アドレスから。決められないときも受領の連絡を入れる
- 確認事項があるときは承諾より先に質問し、回答を得てから承諾する。条件つきの承諾は避ける
- 承諾後は、辞退連絡・退職の申し出・入社日の確定・入社準備を順に進める。承諾後の辞退は原則しない
株式会社おもろいでは、20代・未経験からの転職相談に対して、内定後の条件確認から、承諾・保留・辞退の連絡の仕方、退職の切り出し方、入社までの段取りまでを一緒に進めています。「内定は出たけれど、このあと何をすればいいかわからない」という段階でも、気軽にご相談ください。
執筆・監修 岩田珠優(CA/RA担当)
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