転職ノウハウ / 公開 2026.10.15 / 更新 2026.10.19 / 約12分で読めます

転職エージェントの面談で何を聞かれる?質問7つと答え方・準備・服装・当日の流れ

転職エージェントの初回面談で聞かれるのは、経歴と実績、転職理由、希望条件、転職の時期、他社の利用状況、キャリアの希望、サポートへの要望の7つです。面談は選考ではなく、本音で話すほど求人紹介の精度が上がります。質問ごとの意図と答え方、面談前の準備シート、短期離職やブランクなど言いにくいことの伝え方、服装と持ち物、オンライン面談の注意、求職者側が聞くべき質問、面談後の流れを解説します。

転職エージェントの面談で何を聞かれる?質問7つと答え方・準備・服装・当日の流れ

「転職エージェントに登録したら面談の案内が来たけれど、何を聞かれるのか分からない」「面接のように評価されるのか」「本音の退職理由を話してもいいのか」。初めてエージェントを使う20代から、面談前によく寄せられる相談です。結論からいうと、エージェントの面談は選考ではなく、あなたに合う求人を探すための情報収集の場です。聞かれる内容は7つに集約され、本音で話すほど、紹介される求人の精度が上がります。

面談で担当者(キャリアアドバイザー)が知りたいのは、何ができる人か、なぜ転職したいのか、何を譲れないのか、いつまでに決めたいのか の4点です。この4点を整理して臨めば、30分〜1時間の面談で、求人紹介から選考対策までの進め方が決まります。

この記事では、面談で聞かれる7つの質問の意図と答え方、NGな答え方、面談前に準備しておく内容を記入例つきのシートで整理します。短期離職やブランク、本音の退職理由など言いにくいことの伝え方、服装と持ち物、オンライン面談の注意点、求職者側から聞くべき質問、面談後の流れと担当者が合わないときの対処も紹介します。

転職エージェントの面談とは?目的と面接との違い

転職エージェントの面談は、担当者があなたの経歴・希望・状況を把握し、合う求人と進め方を提案するためのヒアリングです。企業の面接とは違い、合否はありません。形式は対面・オンライン・電話のいずれかで、時間は30分〜1時間程度が一般的です。

エージェントの面談企業の面接
目的あなたに合う求人と進め方を決める採用するかを判断する
評価合否はない(ただし信頼関係は築かれる)合否がある
話す内容本音の退職理由、希望条件、不安も含めて応募先向けに整理した転職理由と志望動機
服装指定がなければ自由(清潔感があれば私服可)スーツまたはビジネスカジュアル
準備経歴の棚卸し、希望条件の優先順位企業研究、想定質問への回答

面談で話した内容は、そのまま企業に伝わるわけではありません。本音の退職理由は担当者と一緒に「面接用の言い方」に整え、企業にはその形で伝えるのが一般的な流れです。エージェントの仕組みと登録から内定までの全体像は、転職エージェントの使い方【初めての方向け】で解説しています。

転職エージェントの面談で聞かれる7つの質問と答え方

エージェントによって順番や聞き方は違いますが、聞かれる内容は次の7つにほぼ集約されます。それぞれ、担当者の意図と答え方、避けたい答え方を整理します。

質問担当者の意図答え方避けたい答え方
①これまでの経歴と担当業務、実績何ができる人か。どの求人に合うか会社ごとに「担当業務・役割・工夫・結果」を時系列で。数字があれば添える「普通の営業です」など抽象的。自己判断で経験を省く
②転職を考えた理由本当の理由。次の会社で同じ不満が起きないか本音で。不満だけでなく「次に実現したいこと」も添える建前だけで話す。前職の悪口に終始する
③希望条件(職種・業界・年収・勤務地・働き方)譲れない条件と、幅を持たせられる条件「譲れない」「できれば」「こだわらない」の3段階で優先順位をつけてすべて「譲れない」にする。年収を相場からかけ離れた額で言う
④転職の時期と現在の状況活動のペース。在職中か離職中か「○月までに決めたい」と期限を。在職中なら面接に使える時間帯も「いつでもいい」「まだ決めていない」で終わる
⑤他のエージェントや自己応募の状況重複応募の防止、支援の優先度正直に。「○社に登録、○社の選考中」と伝える隠す。聞かれても曖昧にする
⑥今後のキャリアの希望中長期の方向性。合う求人の幅3年後にどうなっていたいか、未定なら「迷っている点」を正直に「特にない」で終わる。壮大すぎる目標だけを語る
⑦サポートしてほしいこと支援の重点(求人紹介、書類、面接、条件交渉)「書類に自信がない」「面接が苦手」など遠慮なく「特にない」。遠慮して言わない

①経歴の答え方|「担当業務・役割・工夫・結果」の順で

経歴は、職務経歴書を事前に送っておけば読み合わせで済みますが、書類に書いていない工夫や、評価された場面を口頭で補うと、担当者が強みを見つけやすくなります。実績の数字がなくても、「任された役割の変化」「上司や顧客からの評価」で構いません。

②転職理由の答え方|本音で話し、面接用の言い方は一緒に作る

転職理由は、面談では本音で話すのが正解です。「残業が月60時間を超えていた」「上司との関係で消耗した」といった理由を隠すと、同じ環境の求人を紹介され、転職の意味がなくなります。担当者は本音を聞いたうえで、面接でどう伝えるかを一緒に整えてくれます。ただし、不満だけで終わらず、「だから次は○○の環境で働きたい」まで添えてください。

③希望条件の答え方|3段階の優先順位をつける

条件をすべて「譲れない」にすると、紹介できる求人がほぼなくなります。逆に、譲れない条件がないと、合わない求人が大量に届きます。生活や健康に関わる条件を「譲れない」に、それ以外は幅を持たせるのが、よい求人に出会うコツです。

面談前の準備シート|記入例つき

面談は準備なしでも受けられますが、次の項目を事前にメモしておくと、30分で求人紹介まで進みます。記入例を参考に、自分の内容に置き換えてください。

項目記入例
経歴(会社ごと)○○株式会社(2023年4月〜現在)法人営業。既存顧客40社を担当。提案資料の雛形を作り、チームの作成時間を短縮
強み・評価された場面顧客の要望を聞き取る力。クレーム対応を任されることが多かった
転職理由(本音)新規開拓の数字だけで評価され、既存顧客の深耕が評価されない。将来のキャリアが見えない
次に実現したいこと既存顧客との長期的な関係づくりで成果を出す営業。提案の幅を広げたい
希望条件(3段階)譲れない:法人営業・年収○○万円以上・土日休み/できれば:ルート営業中心・残業月20時間以内/こだわらない:業界
転職時期○月までに内定、○月入社希望。在職中のため面接は平日夜か土曜
他の活動状況エージェント2社に登録。自己応募で1社の書類選考中
3年後の希望営業として安定した成果を出し、後輩の育成も担当したい
サポートしてほしいこと職務経歴書の添削。面接での転職理由の伝え方
担当者に聞きたいこと自分の経験で狙える求人の幅。希望年収は相場として妥当か

転職活動全体の流れと、面談がどの段階にあたるかは、転職活動の進め方【初めての方向け】で確認できます。

言いにくいことの伝え方|短期離職・ブランク・本音の退職理由

面談で隠したくなることほど、担当者に先に伝えておくと、書類や面接での見せ方を一緒に考えてもらえます。隠したまま選考に進むと、企業に伝わったときに対処が難しくなります。

言いにくいこと面談での伝え方担当者に依頼すること
短期離職(1年未満)がある「○か月で退職した会社があります。理由は△△で、そこから□□を学びました」と事実と学びをセットで職務経歴書での書き方と、面接での答え方の整理
ブランク(空白期間)がある期間と、その間にしていたこと(療養、学習、家庭の事情など)を簡潔に企業への説明の仕方と、ブランクを問わない求人の紹介
本音の退職理由がネガティブ「正直に言うと△△が理由です。面接ではどう伝えればよいか相談したいです」面接用の前向きな言い換えを一緒に作る
実績と言えるものがない「数字で示せる実績はありませんが、○○を任されていました」と役割で取り組み方が伝わる職務経歴書の構成
転職するか迷っている「まだ決めていませんが、情報を集めて判断したいです」と正直に市場価値の確認と、今動くべきかの助言

担当者は、言いにくい事情の相談を日常的に受けています。経歴や年収を偽ることだけは避けてください。経歴詐称は内定取り消しにつながり、エージェントとの信頼関係も失います。

服装・持ち物・オンライン面談の注意点

服装と持ち物

オンライン・電話面談の注意点

面談で求職者側から聞くべき質問

面談は、担当者とエージェントを見極める場でもあります。次の質問をすると、自分に合うエージェントかどうかが分かり、担当者も支援の方向を決めやすくなります。

面談後の流れと、担当者が合わないときの対処

面談後は、求人紹介→応募→書類添削→面接対策→日程調整→内定後の条件交渉と進みます。求人はその場で紹介されることも、後日メールで届くこともあります。合わない求人は、理由を添えて断って構いません。

複数のエージェントを併用するときの伝え方と重複応募の防ぎ方は転職エージェントの複数併用は何社まで?で、求人や面談を断るときの場面別の例文は転職エージェントの断り方で解説しています。

転職エージェントの面談に関するよくある質問

Q. 面談で本音を話すと、不利になりませんか?

A. なりません。面談は選考ではなく、本音を知ったほうが担当者は合う求人を探せます。退職理由がネガティブでも、面接でどう伝えるかは一緒に整えてもらえます。避けるべきは、経歴や年収を偽ることと、不満だけで終わることの2つです。

Q. まだ転職するか決めていなくても、面談を受けていいですか?

A. 受けて問題ありません。「情報収集の段階」と正直に伝えれば、市場価値の確認や今動くべきかの助言を受けられます。ただし、「転職する気はまったくない」と伝えると支援の優先度は下がるため、「よい求人があれば検討したい」と前向きに伝えるのがおすすめです。

Q. 面談でエージェントから断られることはありますか?

A. 経歴と希望条件に合う求人がエージェントにない場合、面談後に紹介が少ない、あるいは「ご希望に合う求人がない」と伝えられることはあります。その場合は、得意分野の違う別のエージェントに登録するか、条件の優先順位を見直してください。

Q. 面談のあと、連絡が来ません。どうすればいいですか?

A. 面談から1週間ほど待っても求人紹介や連絡がなければ、「その後の求人紹介の状況を教えてください」と担当者にメールしてください。希望条件が厳しすぎる場合は、条件を広げる相談をすると紹介が動き出すことがあります。

まとめ|面談は選考ではない。本音と優先順位を準備して臨む

株式会社おもろいでは、20代の転職相談に対して、面談前の経歴の棚卸しと希望条件の整理から、本音の転職理由の言い換え、求人紹介、書類・面接対策までを一緒に進めています。「まだ転職すると決めていない」段階でも、気軽にご相談ください。

執筆・監修 岩田珠優(CA/RA担当)

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